A Way To Now(here)

Aug 166 min read

ググれカスって言う奴がカス

自戒も込めて。

今日は久々に個人のお客さんへコンサルをした。

コンサルやってて思うことは、草の根運動って大事だよな〜というすごく当たり前のこと。

最近はスタートアップのお仕事が大忙しで企業向けに新しい技術の提案をすることが多かったから、またちょっとだけ浮世離れしていた気がする。

今本当に多くの「人」に「直接」求められていることって、大半が「ググれカス」と言って片付けられているところにあると思う。そんなん、普通にググればわかるやん。と思うことをあえてググってあげて、それを自分の口から教えてあげること。ここに、そんな大きな価値と直接の感謝の言葉をもらえる機会があるなんて。

自分からすれば、「こんなことでいいんですか?」と思うことに対してたくさんの笑顔と、本当に助かったという心からの感謝をいただくことができるのは、かなり嬉しい。だって、一番手軽に自分が幸せになれるじゃん。だから、ITのお仕事って難しいけど、実はすごく簡単なことなんじゃない?って気がする。

「ググれカス」と言ってなんの障壁もなくググれるのはSiriとAlexaであって、人間には何をするにも感情やモチベーションがつきまとう。そういうことを本当に理解していたら、対人間に対してどんな仕事をすべきか分かるはずなんだ。

「わからない」と言う状態は、多くの人にとって恐怖の感情と結びついていて、自分は力不足かもしれない、とか、自分には理解できないことかもしれない、と言う自己肯定感が下がった状態ではググることすら難しい。自己肯定感が下がりまくって鬱になったことがある人なら、朝起きることさえ難しい気持ちが分かるだろう。そういう人にただ「起きろ」と言うのはあまりにも酷だ。そういう世の中は、私が求めているものじゃない。

今日お客さんに言われて嬉しかったこと。

「他にもお願いできる人はいたけど、あなたみたいに愛がある人にお願いしたい」

これは多分、私自身がそのお客さんのやっているビジネスにすごく共感していて個人的な思い入れがすごくあるから伝わった部分なんだと思う。だから、私もサービスを提供する側としてこのお客さんからはいつも「愛」を感じていて、すごく良い関係性を築けている。気を使うことがめんどくさいことではなく、このお客さんのためなら喜んでいろんなことに気を配りたい、と思えるのである。自分がハッピーになりたいから、このお客さんがハッピーになっているところを見たいと思うのである。

大きな企業相手の仕事は、それはそれでエキサイティングだけれど人としての成長度合いで学べることは草の根運動の中にある気がしている。そして、ここをいかにしっかり手を抜かずやれるかによって大きな舞台でも通用する人間になれるかどうか決まるんじゃないか?

今日もまた、そういうとても大事なことを温度感のある仕事から教わった。

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