A Way To Now(here)

Aug 254 min read

8ヶ月も離れると

あの時はみんな同じ場所にいた(と信じている)者同士も、8ヶ月も離れていれば皆それぞれ人生が変わっていく。

今日はとある欧州の友人からのメッセージを受け取って、そんなことを感じた日だった。

本来ならば私はもう欧州に戻っているはずで、みんなとも会っているはずだったけれど、

気がつけば私はこちらでの人生が始まっていて。

こちらでの新生活が始まったばかりの時は、いろんなことを思い出して欧州が恋しくなったりしたし、今でも大切な思い出なのだけど、「思い出」って言えてしまっている時点で私にとってはもう過去のこと。

新しい生活が始まって、付き合う人間も変化し、自分の価値観も変化した今、「戻りたい」という気持ちにはならない。

あれだけやりたいな〜と思っていたことも、今となっては全く興味がなくなってしまった。本当に不思議。

その友達とオーストラリアで再会する約束をしていたけれど、もう今となっては自分の状況が180度変わってしまった。でも、多分彼女は今でも私がオーストラリアで彼女と一緒に生活をするという前提で連絡をしてきているのだと思う。

でもおそらく、仮に私がオーストラリアに行くとしても彼女と一緒に生活することはないと思う。少なくとも現時点ではそう思う。もちろん、もしかしたらその時にお互いの状況がピッタリ合わさる可能性だってあるかもしれない。それは誰にもわからない。

でも、なんとなくするお別れの香り。

それは、彼女という鏡を通じての、過去の自分とのお別れなのかもしれない。

今日彼女が送ってきたメッセージは、多分少し前の自分であれば繋がりを感じられるものだったに違いない。

それが、見た瞬間に「I've been there, done that」と感じた。もう経験したことだったから、新鮮味を感じられないのだ。今、自分はまた違うクオリティのものを人生において求めているのだと感じた。それは、経験値においても人間関係においても。

そういうことに気づかせてくれた友達に感謝して、自分は自分の人生を生きよう、常に前だけ見て。

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